靈狐ではない。というのはサブに書きました。
あくまでも私の場合は、です。
真っ暗な空間です。最深部は。
ただ闇。闇。闇があるだけ。黒があるだけ。しかし今回の最深部はやばいとかこわいとかは初回よりはありませんでした。二回目ですし。あっ…またここ来ちゃった…ぐらいに少し驚くくらい。
そこはおそらく私の意識ではなくて、いわゆる空。またはサムシンググレイトまたはゼロポイントフィールドまたあるいはあの世あるいは神あるいは宇宙の根源あるいは神我あるいは……
…呼称なんてどうでもいいですが、私という人間の意識じゃない場所。
その門番は巨大な幼虫の姿を借りていました。
おそらくは私の左脳(理性脳)が無理矢理に視覚化させただけかもしれません。
ただひたすら黒の空間に巨大なアゲハ蝶の幼虫の姿。
都庁くらいの大きさの巨大な幼虫。いや大きさなんて縮尺の概念も無い世界だから、こうやって話すだけ失笑ものなのですが…
断っておきますけどナウシカの大蟲みたいではないです。
あのアゲハ蝶の幼虫。
でも怖くないし気持ち悪くも感じませんでした。
とにかく目が真っ黒で美しく煌いていた。
一瞬、なんの眷族なのだろう…と思いましたが、思った即座に「我は眷族にあらず」というメッセージが瞬時に返ってきました。
つづく。