あの日
病院で亡くなった父の亡骸と一緒に1時間ほど霊安室にいました。
その間、実に色々な人が霊安室に来て私を慰めてくれたり父の顔をじっと見ていたりしたんですけれども。
今思うと病院関係者じゃなかったんですよね、あれ。
病院関係者のように勝手に思っていましたが。
特に父の顔をまじまじと見て、彼の顔を丁寧に素手で拭いて(撫でて)くれていた方がいたんです。
薄いピンク色の白衣(?)を着た女性は看護師さんだとばかり思っていたら、ピンク色の白衣を着ている看護師さんはその病院にはいなかったんですよね。
清掃員さんや介助士さんかな?と思ったんですけども、あとで聞いたらそんな人(ピンク色の作業服)はいないということでした。
もう思い出せませんが、白衣や作業服だったかも覚えていません。
男性も女性もいました。
あれ、今思うと実体のない人達だったんだなと思います。
(とくに私個人的には、実体がない人も実体のある人と見間違えるほどしっかりと見えてしまうので)
一つ言えるのは実態のない人々にもとても慰めていただいたということです。
一人でみんな(身内を)待っているんだ偉いね。
恵さん、気を落とすんじゃないですよ。
お腹が空いただろう。疲れただろう。私がここにいるから何か食べに行ってきなさい。
よくよく考えたら病院関係者の方はそこまでは言いませんよね。
しかも私も小さな子供ではなく、大人なんだし。
だっていきなり現れた人々が、なんで私の名前まで知っているんだろう、と。
その時はそれどころではありませんし特に不思議とも思いませんでしたが。
一人の人が亡くなる時は、実にたくさんの先に逝った故人の肉親関係者が、見守ったり、いきなり次元が変わってしまった故人がびっくりしてしまい迷わぬように、実際に本当に迎えに来るんだなぁとしみじみ思いました。
母が父方親族との交流を嫌がり、私と弟は父方の親族とほとんど交流を持たせてもらえなかったので、誰が誰だかわかりませんが。
他界したてで動揺している父の御霊に対してもそうですが、私に対してもすごく労ってくれたのですよね。
たった今、改めて思うことは、私は、あの時、とても心細かったのだということを思い出しました。
当時はアドレナリンが出ていたでしょうし、それどころではないように思いましたが。
心細く、一人で、父の亡骸をぼんやり見ていたそんな私を、とても心配して労って、実際に守ってくれていたのだな、と。
父方の親族たちの御霊たちは。
残された親族が動揺して何か事故やらなんやらにならぬよう、あらゆる手段を尽くして護って(守って)くれているのだな、ということを確信したことです。
綺麗事やお涙頂戴話をしているのではなく。
実際にそう如実に体験経験したことを話しています。
その間、実に色々な人が霊安室に来て私を慰めてくれたり父の顔をじっと見ていたりしたんですけれども。
今思うと病院関係者じゃなかったんですよね、あれ。
病院関係者のように勝手に思っていましたが。
特に父の顔をまじまじと見て、彼の顔を丁寧に素手で拭いて(撫でて)くれていた方がいたんです。
薄いピンク色の白衣(?)を着た女性は看護師さんだとばかり思っていたら、ピンク色の白衣を着ている看護師さんはその病院にはいなかったんですよね。
清掃員さんや介助士さんかな?と思ったんですけども、あとで聞いたらそんな人(ピンク色の作業服)はいないということでした。
もう思い出せませんが、白衣や作業服だったかも覚えていません。
男性も女性もいました。
あれ、今思うと実体のない人達だったんだなと思います。
(とくに私個人的には、実体がない人も実体のある人と見間違えるほどしっかりと見えてしまうので)
一つ言えるのは実態のない人々にもとても慰めていただいたということです。
一人でみんな(身内を)待っているんだ偉いね。
恵さん、気を落とすんじゃないですよ。
お腹が空いただろう。疲れただろう。私がここにいるから何か食べに行ってきなさい。
よくよく考えたら病院関係者の方はそこまでは言いませんよね。
しかも私も小さな子供ではなく、大人なんだし。
だっていきなり現れた人々が、なんで私の名前まで知っているんだろう、と。
その時はそれどころではありませんし特に不思議とも思いませんでしたが。
一人の人が亡くなる時は、実にたくさんの先に逝った故人の肉親関係者が、見守ったり、いきなり次元が変わってしまった故人がびっくりしてしまい迷わぬように、実際に本当に迎えに来るんだなぁとしみじみ思いました。
母が父方親族との交流を嫌がり、私と弟は父方の親族とほとんど交流を持たせてもらえなかったので、誰が誰だかわかりませんが。
他界したてで動揺している父の御霊に対してもそうですが、私に対してもすごく労ってくれたのですよね。
たった今、改めて思うことは、私は、あの時、とても心細かったのだということを思い出しました。
当時はアドレナリンが出ていたでしょうし、それどころではないように思いましたが。
心細く、一人で、父の亡骸をぼんやり見ていたそんな私を、とても心配して労って、実際に守ってくれていたのだな、と。
父方の親族たちの御霊たちは。
残された親族が動揺して何か事故やらなんやらにならぬよう、あらゆる手段を尽くして護って(守って)くれているのだな、ということを確信したことです。
綺麗事やお涙頂戴話をしているのではなく。
実際にそう如実に体験経験したことを話しています。