やっと有鹿に来てくれたね。
童女、燈籠の中見てごらん。
童(わらべ)のときは
語ることも童のごとく
思うことも童のごとく
論ずることも童のごとくなりしが
人となりては童のことを捨てたり
われらは鏡をもて見るごとく、見るところ朧(おぼろ)なり。
されどかの時には顔をあわせて相見ん。
今我が知るところ全からず、されど、かの時には我が知られたるごとく全く知るべし。
『コリントの信徒への手紙 一』13章9〜12)
たとえ天使たちの言葉を話すとも
愛がなければ空しいかぎり
ただ鳴り響く鐘にすぎない
たとえ預言の力があり
すべての奥義とすべての知識に通じ
山を動かすほどの信仰があっても
愛がなければ無にひとしい