四畳半ぐらいでしょうか いや実質5.5畳ぐらいあったかな。
個室は定員2名までだそうです。
ここでうとうと横になっていると階下にいる人の気配や談笑やらが聞こえてくるんですね。
実際他のゲストさん達が宿に到着して下のリビング的な場所で 人心地ついておられますし。
ゲスト用のキッチンでは夕ご飯を作っておられる方もいる。
それぞれがそれぞれ 自由気ままにのんびりしている気配。
うるさく感じない。
それどころか、むしろとてつもなく心地が良いのです。
ゲストハウスのすべてのものの心地よさに身を委ねていました。
やがて半変性意識状態になっていた私は とても美しく奇妙な夢のようなビジョンを垣間見ました。
それはとても大きな美しく光り輝くカマキリのビジョン。
カマキリと言っても あの昆虫のカマキリなのですが ポリゴンでできているような 、エメラルドの石でできているような。
例えて言うならば、 スワロフスキー社の オブジェクトなどにありそうでなさそうな。
硬質な質感の緑色のカマキリは眩いばかりに光り輝いている。
にも拘らずその巨大なカマキリは命の息吹がとても感じらるのです。
顔の形状はあのカマキリですから、表情などもちろん無いのですが、鎌首をこちらに向けて微笑んでいるというのが瞬間的に解った。
その巨大な光り輝くカマキリに向かって私も笑顔を向けようとしていたので、私自身の顔もほころんでいるがわかりました。
身体が一気に軽くなりあたたくなる。
続く
new era begins.
A symbol of the beginning of a new era.