26日皆既月食のこの日。
この遺跡の広場にいたのはYさんと私ぐらいです。
たまにワンコの散歩のご婦人にすれ違ったけど2組ぐらい。
いくら平日だからってそんなことは今までありませんでした。 近くの幼稚園や養護学校のお散歩などでちびっこがいっぱいいるから。
この日は本当に Y さんのためだけにお人払いしてくださったのだと確信しています。
この樹を撫でている Y さんのお顔を見せれないのが本当に残念でなりません。
穏やかでとても優しいお顔をされています。
遠い遠いむかしの大事な友達に会ったみたいな顔。
実際、邂逅したんでしょう。むかしむかしのあなたに、わたしに。
彼女自身もここの樹々は、まるで子供たちに自分たち(樹)と遊ぼうと言っているようだと。
これは感受性の鈍いうちのダンナマンでさえ言っていたから。
すっかり童に戻ったのは Y さんだけではなく、もちろん私もそうなのでした。
むかしむかしのわたしと邂逅。